- Beyond the Motor Life 別館 -

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

S2000所感

S2000預かって早1ヶ月。
新春ツーリングで乗ってから3週間、久々に動かしてみて、思った事を書く。

恐れ入るのは前後輪から来る強烈なグリップ感。
まるでタイヤが路面に吸い付いているかのようだ。
此処ら辺がロードスターと一番異なる点だと思う。
ロードスターは、何と云うか、もっと路面とあっさりコンタクトしている感じ。

此処にきてロードスターの「素直さ」に気付く。
滑り出しまでの反応が線形で穏やかで、だからクルマから来るインフォメーションを軸に段階的にStep-upして行ける。
S2000は此れと事なり、滑り出しは急激である。
安定したグリップの領域から、一気に“ズルッ”と行く。
だからS2000のグリップ限界を掴むのは、ロードスターより遥かに難しい。

S2000は端的に行って、“速くて楽しい”素晴らしいクルマである。
だからS2000が楽しい理由は、それが速いからだと考えたくなる。
S2000関連のWeb記事など読むと、この傾向がよく判る。
皆、より速くするためにあくせく検討している様子が気取れる。

街乗りでの楽しさは間違いなくロードスターに軍配が上がる。
似て非なるこの2台、それらは想定している「楽しさ」の世界が全く異なるのだ…と思わされた。
スポンサーサイト

職人的努力についての一考察

1) 日本には「職人的努力」を持て囃す言葉が多い (ex. 塵も積もれば山となる, 一意専心, etc...)。一方で、innovationを称揚する表現は見当たらない。 

2) 「職人的努力」は楽しくなければならない。 

2-1) 「職人的努力」は、一般に“苦しいけど頑張る”という価値観を肯定するように思われている。 

2-2) しかしながら、苦しい努力は大抵三日坊主になる。楽しくない事をやりたい人間はいない。 

2-3) “楽しく努力する”という状態は成立し得る。米心理学者チクセントミハイが「フロー状態」として定式化した。 
cf. M.チクセントミハイ『フロー体験 喜びの現象学』 

2-4) 楽しい行為は、まさにその事によって、継続的な「職人的努力」を可能にする。 

3) “何を楽しめるか?”には個人差がある。人によって諸体験の内容・重み付けが異なる為。 

3-1) よって、自身が“何を楽しめるか?”については、体験のトライ&エラー及び内省が必要である。 

3-2) 内省の手段としては、千葉雅也氏の推奨する「欲望年表」が有用だろう。 
cf. 千葉雅也『勉強の哲学』 

4) 他方における、innovation的価値基準の確立が必要である。 

4-1) 日本は永らく「職人的努力」により価値を体現してきた。この点は称揚されるべきだ。 

4-2) しかし、職人は一方で「極めて保守的」という側面を持つ。職人は決して新しいものを生み出さない。 

4-3) 新しいものを生み出す事、それがinnovationである。 

4-4) innovationは諸知識とその組み合わせによって生み出される。 
cf. J.W.ヤング『アイデアのつくり方』 

4-5) 知識が多岐に渡る事で、innovationが生み出される確率が高まる。 

4-6) 職人は知性を必要としないが、innovationには知性が必要である。従ってinnovationの価値基準は職人のそれとは異なる。 

4-7) innovationは不安定な価値である。しかしinnovationが無いと新しいものは生まれない。従ってその不安定性を踏まえて、これを一つの価値基準として確立すべきである。 
cf. 古田博司『使える哲学』

倫理的考察。

人はどう生きるべきか?というシンプルな問いに、僕はシンプルにこう結論する。即ち、楽しく幸福に生きよ…と。

ところがこれが多くの人にとっては難しい。
現実を取り巻くめくるめく諸要素の中で、混乱してしまうのだろう。
楽しく幸福に、が判らない。

楽しいとは感覚的に楽しいという事である。
「今楽しいと思っている」「あの時は楽しかった」が楽しさの本質である。
僕の語る楽しさとは、M・チクセントミハイの言うフロー状態の事である。
即ち「今その事に全力で没頭しており、それが自分自身の成長に繋がる」ような一種の恍惚状態がそれだ。
自分がどんな条件で「楽しい」という感覚を得るか、その法則性を探る事こそが幸福に生きるための礎となる。

一般に、感情と理性は対立するものであると考えられている。
しかしそれはおかしい。感情と理性は単に脳の機能である。
理性が人に備わっているのは何故かというと、それはよりよく生きるためだ。もしそうでは無いとしたら、その種はまさに理性によって淘汰されるであろう。

「楽しい」というのはよい感情である。
感情の上に理性がある、という階層を考えるのならば、その理性はまさに「楽しい」=よい感情を導くために使われるべきだ。
ここに至ると感情と理性の対立は解消され、理性を活用してよりよい感情を導く、という一連の過程が得られる。

一例を挙げよう。僕は最近よく登山の企画を行っているが、その動機は下記のようなものである。

・なぜ登山をやるか?⇒楽しいから
・なぜ面倒な登山の企画をするのか?⇒楽しい企画を立てるのは楽しいから
・なぜわざわざ必死になって山を登るのか?⇒楽しいから
・なぜそんな事にお金を遣うのか?⇒登山が楽しいから
・メンバーの参加調整など大変ではないか?⇒それでもみんなで登ると楽しいから

即ち僕は単に楽しい事をしているのであり、楽しい事の為に自分の理性を活用するのである。ちなみに登山をすると、副次的に健康的になったり、友人が増えたりといったオマケも得られる。
こうした「楽しい」という経験を積み上げる事で、人は自然と幸福になれるのだと思う。

以上の考察から、僕の倫理における第一歩は「楽しい」という感覚を得る事、そしてその条件の探り出しであろう。まずは自分の感覚を信じて、そして自分自身の諸「楽しさ」をしっかり吟味すべきなのである。

AUDI S4チョイ乗りと雑感。

実家にAUDI S4が配備された。
ODYSSEY ABSOLUTEからの代替えで、仕事用車の触れ込みだが、それにしてはオーバースペックも甚だしい。そんな正論はさておき、僕は新車価格900万をタダで借りれるのだから御の字である。

実家からのチョイ乗り試乗恒例の、ご近所ワインディングで試してみる。
まずパワートレイン、V6 3.0L+スーパーチャージャーで330PSのユニットはさすがに圧巻で、強烈なトルクを活かしてグイグイ加速する。
ちょっとした直線であっさり100km/hを超えてしまった。クルマが安定しているので速度感は意外なほど無い。これは注意が必要である。

ブレーキは初期制動が強烈な仕立てで微妙な操作が難しい。
効きがリニアでは無いのは正直どうかと思う。
それと2ペダルなのだが、フットレストが妙に奥まった位置にあって左足を妙な位置に置かざるを得なくなる。フットレストを厚めに作れば済むのだから、そうして貰いたいと思った。

旋回中にスロットルを開けると明らかに前で引っ張って行く感触が得られる。FR乗りからするとこれが違和感。
しかし、そもそも旋回中にスロットルを開ける運転が出来ることが素晴らしいのかも知れない。FFだったら絶対にそんな運転はしないし。
アウディはこのD8系S4のクワトロシステムにおいて、前後のトルク配分を50:50から40:60に変更し、且つ後輪に電制LSDを仕込んでいる。
そこまでしたお陰で間違いなく速いのだが、後輪駆動乗りからするとあっけなくてつまらない印象を受ける。

なおタイヤは255幅のPIRELLI P-ZEROで、横グリップは非常に強烈。
上記の4WDの仕立ても相まって、只でさえ強烈なグリップをこれでもかと引き出して強引に曲げていく印象を受ける。
そう、強引。過給したエンジンやブレーキも全てが強引な印象で、このクルマは1.8tの車体を強引に引っ張って、止めて、そして曲げていく。
このクルマは強引で“おばかな”クルマなのだ──僕はそう理解した。
今度は高速込みの長距離試乗を行ってみたい。

ところで、最近改めて認識したのだが、「FF車にはFF車の運転メソッドがある」──当たり前の話だが。
FFはフロントで駆動して、曲げるのだが、縦グリップを活かしてアクセルを少し踏みながらステアを切りまして走ると速い。
これが、FRで運転を覚えた僕には馴染めない。
スキーや楽器での僕の経験から、やはり人間は「身体で覚える」ことで諸々の上達が計れるのだと思う。
FR車で覚えた僕の運転メソッドが、FFになると太刀打ちできないのだ。

だから、それは仕方ない事だと割り切る。
僕はあくまで後輪駆動を基軸に据える。そして、FFならFFの、4WDなら4WDの運転メソッドを、それはそれとして僕なりに理解する。僕にはそれしか出来ないし、それが最もクルマを楽しめる手法なのだと思う。

根拠を求めて。

ハイデッガーの如く、予め自らの生の根拠を措定して気張っていくような生き方は、気まぐれな僕には出来そうにない。生きる根拠…本質的にそんなものは無く、実存的にはそれは死ぬ時にしか判らない。
それでも、どうしても根拠が欲しくなってしまう。
根拠に至る為には、ひたすら自分の感性と直観を信じるほか無い。
だから僕は、これからもジタバタと、彷徨いながら根拠を求めて行く。

 | ホーム |  »

FC2Ad

カレンダー

05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

天気予報


-天気予報コム- -FC2-

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。